既製の収納棚だと、部屋の雰囲気に合う色や質感が見つからずに悩んでいないだろうか。白か茶色か、せいぜい数色から選ぶしかない既製品では、理想のインテリアに近づけないこともある。
IKEAのイーヴァル(IVAR)は、無塗装の無垢パイン材でできたシェルフシステムで、自分の好きな色や質感に仕上げられる点が最大の特徴だ。ただし「無塗装だから自由に使える」という情報だけでは、実際にどう選び、どう仕上げればよいのか分かりにくい。
この記事では、イーヴァルの特徴と、塗装・組み合わせ方の選び方を整理して解説する。読み終える頃には、自分の部屋に合わせたイーヴァルの選び方と仕上げ方を判断できるようになるはずだ。
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IKEAイーヴァル(IVAR)シェルフの特徴
イーヴァルは、無塗装の無垢パイン材を使ったシェルフシステムだ。導入を検討する前に、他の収納家具との違いと、カスタマイズできる範囲を理解しておくと選びやすくなる。
無塗装パイン材だからこそ自由に仕上げられる
イーヴァルの棚板やフレームは、表面に塗装が施されていない無垢のパイン材でできている。購入時点では木そのものの質感で、オイル、ワックス、ステイン、ペンキなど、好みの方法で仕上げを選べる。
既製のシステム収納は、メーカーが決めた色や質感の中から選ぶしかないことが多い。イーヴァルは自分で仕上げを決められるため、部屋のインテリアに合わせた色にしたり、古材風にアレンジしたりと、既製品では出せない個性を演出しやすい。
塗装済みの家具と比べると、イーヴァルは仕上げの自由度に優れる一方、購入後に自分で塗装する手間がかかるという違いがある。すぐに使いたい場合は、無塗装のまま使うことも可能だ。
無塗装のまま使う場合も、表面のホコリや汚れを拭き取るだけで、木の質感をそのまま楽しめる。
棚板とフレームを自由に組み合わせられる
イーヴァルは、フレーム(骨組み)と棚板、キャビネットなどのパーツを別々に購入し、部屋のサイズや収納したいものに合わせて組み合わせられるシステムだ。幅・高さの異なるフレームが用意されている。
本を並べる棚、雑貨を飾る棚、扉付きキャビネットなど、用途に応じてパーツを選べる。天井の高さや壁のスペースに合わせて、複数のフレームを横に並べたり、積み重ねたりすることもできる。
一体型の既製棚と比べると、イーヴァルはパーツ単位で拡張・変更しやすい一方、パーツ選びに時間がかかりやすいという違いがある。プランナーツールや店舗での相談を活用すると選びやすい。
引っ越しや模様替えの際も、パーツ単位で分解・再配置しやすい点はメリットだ。
本棚・シェルフ・作業台として使い分けられる
イーヴァルは本棚としてだけでなく、キッチン収納、作業台、ディスプレイ棚など、さまざまな用途に使われている。棚板の間隔を調整できるため、収納したいものの高さに合わせやすい。
奥行きの浅いタイプを選べば、廊下や玄関などの限られたスペースにも設置しやすい。オープンな棚構造のため、通気性がよく、湿気がこもりにくいという利点もある。
クローズドタイプの収納家具と比べると、イーヴァルは中身が見える分、生活感が出やすいという違いがある。見せたくないものは、別売りのボックスやカゴと組み合わせて目隠しするとよい。
用途に迷ったら、まず1つのフレームと数枚の棚板から始め、必要に応じて買い足していく方法もある。
日本の住宅に合わせたサイズ選び
イーヴァルは幅・奥行き・高さの異なるフレームが複数用意されている。天井高が低めの日本の住宅では、高さを抑えたフレームを選ぶか、複数の低いフレームを横に並べる方法が合わせやすい。
奥行きの深いタイプは収納力に優れる一方、部屋を圧迫しやすい。廊下や一人暮らしの部屋など、スペースが限られる場所には、奥行きの浅いタイプを選ぶと圧迫感を抑えられる。
大型フレーム1台にまとめる方法と比べると、小型フレームを複数組み合わせる方法は、部屋の形に合わせやすい一方、パーツ数が増えて費用がかさみやすいという違いがある。
設置前に壁面の幅・高さと、搬入経路のサイズも確認しておくと安心だ。
IKEAイーヴァルを選ぶ際の注意点
イーヴァルを選ぶ前に、仕上げ方法・耐荷重・設置場所という3つの視点を確認しておくと、無理なく取り入れやすい。
塗装方法と必要な道具を把握する
判断基準は「仕上げにかけられる時間と道具を準備できるかどうか」。無塗装のまま使う場合を除き、塗装には相応の準備と乾燥時間が必要になる。
オイル仕上げは木目を活かしながら手軽に施せる一方、定期的な塗り直しが必要になる。ペンキ仕上げは色の自由度が高いが、下地処理や乾燥に時間がかかりやすい。屋外用と屋内用で使える塗料が異なる点にも注意したい。
仕上げにかけられる時間と、木目重視か色重視かで選び方が分かれる
A:時間をかけずに始めたい人なら、無塗装のまま使うか、手軽なオイル仕上げを選んだほうが取り入れやすい。B:部屋のインテリアに合わせて色をしっかり作り込みたい人なら、時間をかけてペンキやステインで仕上げたほうが理想に近づけやすい。
塗装前に目立たない部分で試し塗りをし、色の入り方を確認してから全体に塗ると失敗を防ぎやすい。
買う前に見るポイント:イーヴァル選びのチェックリスト
- 設置スペースの幅・奥行き・高さに合っているか
- 収納したいものの重さに棚板の耐荷重が対応しているか
- 仕上げに使う塗料が屋内用として適しているか
- 組み合わせたいパーツ(棚板・キャビネットなど)が揃っているか
棚板の耐荷重と設置方法を確認する
判断基準は「収納したいものの総重量が棚板の耐荷重内に収まっているかどうか」。無垢材は丈夫だが、耐荷重を超えた使い方をするとたわみや破損の原因になる。
本や雑貨など重量のあるものを収納する場合は、棚板の間隔を詰めて設置し、1枚あたりの荷重を分散させると安定しやすい。フレームは壁への固定が推奨されており、特に地震の多い地域では転倒防止対策も検討したい。
A:軽い雑貨やディスプレイ用途が中心なら、棚板の間隔を広めに取っても問題になりにくい。B:本や食器など重いものを収納したい人なら、棚板の間隔を詰め、フレームを壁へ固定したほうが安全に使いやすい。
床が水平でない場合は、フレームの脚で高さを調整し、ぐらつきがない状態にしてから荷物を載せるようにしたい。
買う前に見るポイント:設置時の安全チェック
- フレームを壁面へ固定する金具を用意したか
- 床の水平を確認し、脚で調整できるか
- 棚板の間隔と収納物の高さが合っているか
- 地震対策として転倒防止の対策を取ったか
賃貸でも取り入れやすい設置方法を考える
イーヴァルは造り付け家具ではなく置き型のシステム収納のため、賃貸住宅でも比較的取り入れやすい。壁への固定を行わない場合は、突っ張り式の転倒防止パーツを併用する方法もある。
退去時の原状回復を考えると、壁に穴を開けずに設置できる方法を優先したい。突っ張り棒タイプの転倒防止グッズや、耐震ジェルマットを活用すれば、壁を傷つけずに安全性を高められる。
造り付け収納と比べると、イーヴァルは退去時に持ち出せるという違いがある。引っ越しの多いライフスタイルの人にも取り入れやすい。
賃貸物件の管理規約によっては、壁への穴あけが禁止されている場合もあるため、事前に確認しておくと安心だ。
| 仕上げ方法 | 向いている人 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 無塗装のまま使う | 手軽にすぐ使い始めたい人 | 汚れが染み込みやすい点 |
| オイル・ワックス仕上げ | 木目を活かしたい人 | 定期的な塗り直し |
| ペンキ・ステイン仕上げ | 部屋の色に合わせ込みたい人 | 下地処理と乾燥時間 |
まとめ:IKEAイーヴァルは仕上げ方法と設置スペースで決める
IKEAイーヴァルは、無塗装パイン材だからこそ自分好みに仕上げられる自由度が魅力だ。設置スペースと収納したいものの重さを確認したうえで、仕上げ方法を選べば、既製品にはない個性のある収納を作れる。
- ☑ 設置スペースの寸法を測った
- ☑ 仕上げ方法(無塗装・オイル・ペンキなど)を決めた
- ☑ 棚板の耐荷重と収納物の重さを確認した
- ☑ フレームの固定・転倒防止対策を検討した
- ☑ 賃貸の場合は原状回復の条件を確認した
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イーヴァルは、フレームと棚板を組み合わせながら、仕上げ用の塗料も一緒に揃えると、理想の仕上がりに近づけやすい。
🪵無垢材用のオイル・ワックスをAmazonで探す屋内用かどうかを確認して、木目を活かす仕上げを選べます
🎨家具用ペンキを楽天市場で探す色や質感を比較して、部屋の雰囲気に合う塗料を選べます
よくある質問
- Q. イーヴァルは塗装しないと使えませんか?
- A. 塗装は必須ではなく、無塗装のまま使うこともできます。木そのものの質感を楽しみたい場合は、表面のホコリを拭き取るだけで使い始められます。
- Q. イーヴァルとビリーはどちらが日本の部屋に合いますか?
- A. カスタマイズ性や見せる収納を重視するならイーヴァル、統一感のある本棚として使いたいならビリーが向いています。天井高に合わせてサイズを選べる点はどちらも共通しています。
- Q. 賃貸でもイーヴァルを使えますか?
- A. 置き型のシステム収納のため、賃貸でも取り入れやすいです。壁への固定を避けたい場合は、突っ張り式の転倒防止グッズを併用すると安心です。
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この記事を書いた人:hideadomin
既製品にはない自分らしい収納の作り方を知ることが、部屋づくりの満足度を左右すると考え、MODKAGU STUDIOで発信しています。



