い草ラグと竹ラグ、どちらを選べばいいか迷っていませんか?
どちらも夏になるとひんやりとした肌触りで人気の敷物ですが、香りや踏み心地はい草ラグ、お手入れのしやすさと耐久性は竹ラグというように、実は得意分野がはっきり分かれています。
見た目が似ているぶん、価格や口コミだけで選んでしまうと「思っていたのと違った」という失敗につながりやすいアイテムでもあります。
この記事では、い草ラグと竹ラグの違いを涼感・お手入れ・冬場の寒さ・畳の上での使用可否という具体的な基準で比較し、後悔しない選び方を解説します。
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い草ラグと竹ラグの基本的な違い
この記事のポイント
- い草ラグと竹ラグ、それぞれのメリット・デメリットがわかる
- 涼感・肌触り・お手入れのしやすさの違いがわかる
- 畳の上や冬場に使う際の注意点がわかる
- 猫を飼っている家庭での選び方がわかる
- 用途別にどちらを選べば失敗しないかがわかる
い草ラグの特徴とメリット・デメリット
い草ラグは、畳と同じ「い草」を編んで作られた敷物です。畳表と同じ植物素材のため、和室との相性がよく、独特の青々とした香りにリラックス効果があるとされています。
吸放湿性が高く、湿気を吸ってくれるため、日本の蒸し暑い夏には足元がべたつきにくいのが大きなメリットです。
一方で、天然素材ゆえに水分や汚れを吸い込みやすく、こぼした飲み物をすぐに拭き取らないとシミやカビの原因になります。
また経年で色が変化したり、乾燥する季節には表面がささくれたりすることもあり、定期的な陰干しなどのお手入れが必要です。
竹ラグの特徴とメリット・デメリット
竹ラグは、竹を細く割いたひごを編んで作られており、い草よりも硬さがあり、ひんやりとした感触が強いのが特徴です。
竹は表面が滑らかで水を吸いにくいため、さっと拭くだけで手入れができ、カビが生えにくいというメリットがあります。汗をかきやすい夏場や、小さな子どもがいる家庭でも扱いやすい素材です。
デメリットとしては、素材が硬いため長時間座っていると痛く感じやすいことや、乾燥する冬場にひごが反ったり、端がめくれたりすることがある点が挙げられます。
また熱を伝えやすい性質があるため、冬に素足で乗ると「ひんやりを通り越して冷たい」と感じる人も少なくありません。
肌触り・涼感の違いを比較
肌触りで比較すると、い草ラグは畳のようにやわらかく、ごろ寝をしても比較的痛くなりにくい素材です。竹ラグは表面が硬く、点で体重を支える感覚があるため、長時間の使用には向き不向きが分かれます。
涼感については、竹ラグのほうがひんやり感が強く出る傾向があります。これは竹自体の熱伝導率がい草より高く、体温を素早く逃がすためです。真夏の暑さ対策を最優先するなら竹ラグ、夏も冬もほどよく使いたいならい草ラグが向いています。
| 比較項目 | い草ラグ | 竹ラグ |
|---|---|---|
| 肌触り | やわらかく畳に近い感触 | 硬めでひんやり感が強い |
| 涼感 | ほどよい涼しさ | 強いひんやり感 |
| お手入れ | 水分・汚れを吸いやすく要注意 | 拭き取りやすくカビに強い |
| 冬場の使用 | 比較的使いやすい | 冷たく感じやすく反りが出ることも |
| 耐久性 | 数年でささくれ・色あせが出やすい | 比較的丈夫だが乾燥に弱い |
| 香り | い草特有の香りあり | ほぼ無臭 |
| 価格帯の目安 | 2畳サイズで3,000〜8,000円前後 | 2畳サイズで3,000〜10,000円前後 |
用途別おすすめの選び方一覧
| こんな人には | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 和室に敷きたい・香りも楽しみたい | い草ラグ | 畳との一体感があり、リラックス効果も期待できる |
| 夏の暑さ対策を最優先したい | 竹ラグ | 熱伝導率が高くひんやり感が強い |
| 子どもや飲み物をこぼしやすい家庭 | 竹ラグ | 水分を吸いにくく拭き取りだけで手入れできる |
| 一年を通して床に敷きっぱなしにしたい | い草ラグ | 竹ラグより冬場に冷たくなりにくい |
| 猫を飼っている | 要注意(後述) | 爪とぎ・誤飲リスクを踏まえて選ぶ必要がある |
実際に選ぶときは、「一年を通して使うか、夏だけ使うか」を基準にすると判断しやすいです。夏専用と割り切るなら涼感の強い竹ラグ、オールシーズン使うならい草ラグに軍配が上がります。
図のように、「季節限定で使うか、一年中床に置くか」で分けて考えると、香りやお手入れの好みだけで選ぶよりも失敗が少なくなります。
竹ラグをじっくり検討したい場合は、実際の商品ラインナップを見比べてみるのもおすすめです。
用途別にどっちを選ぶべきか
基本的な違いを踏まえたうえで、実際の生活シーンごとにどちらが向いているかを見ていきます。
畳の上に敷くならどっちがいい
畳の上に敷く場合、い草ラグのほうが素材の相性がよく、見た目にも違和感が出にくいというメリットがあります。
ただし、い草ラグも竹ラグも湿気がこもりやすい点は共通しているため、畳の上に敷きっぱなしにすると、畳側にカビが発生するリスクがある点は変わりません。
週に1回程度はラグをめくって畳を乾燥させる、除湿シートを併用するなど、どちらを選んでも湿気対策は必須と考えておきましょう。
カビ・汚れが心配な人はどっち
カビや汚れへの耐性を重視するなら、竹ラグのほうが管理しやすい素材です。竹は表面が滑らかで水分を吸い込みにくいため、飲み物をこぼしてもすぐに拭き取れば大きなシミになりにくい傾向があります。
い草ラグは吸湿性の高さが裏目に出て、こぼした水分をそのまま吸い込んでしまうため、放置するとカビや変色の原因になります。い草ラグを選ぶ場合は、撥水加工が施された商品を選ぶか、こまめに天日干しをする習慣が欠かせません。
冬は寒い?竹ラグの弱点と対策
竹ラグの弱点としてよく挙げられるのが、冬場のひんやり感です。夏は快適な涼感も、冬になると素足に「冷たい」と感じられ、床暖房やホットカーペットの上に敷いても熱が伝わりにくいという声もあります。
対策としては、冬だけい草ラグやカーペットに敷き替える、あるいは竹ラグの下に断熱マットを一枚挟むといった方法が有効です。年間を通して同じラグを使い続けたい場合は、この「冬の冷たさ」がい草ラグとの最大の分かれ目になります。
猫を飼っている家庭はどっちがいい
猫を飼っている家庭では、爪とぎによるほつれや誤飲のリスクを考慮する必要があります。い草ラグは爪が引っかかりやすく、細い繊維がほつれて猫が誤飲してしまう事故も報告されています。
竹ラグは硬い素材のため爪が引っかかりにくい一方、ひごの継ぎ目が割れると鋭利になり、肉球を傷つける可能性があります。どちらを選ぶ場合も、猫の様子をこまめに確認し、破損が見られたら早めに交換することをおすすめします。
【実体験】い草ラグを冬に「なんとなく」選んで後悔した話
以前、価格の安さだけを基準に2畳のい草ラグを購入したことがあります。夏場は涼しくて満足していたのですが、11月に入ってから朝晩の底冷えが気になり始めました。
特に困ったのは、ホットカーペットとの併用がしづらかったことです。い草は熱がこもりやすく、メーカーの取扱説明書にも「電気カーペットの上には敷かないでください」と明記されていて、結局その冬は別のカーペットを買い足すことになりました。
「涼しい敷物=夏だけのもの」と割り切って、最初から冬用のラグを別に用意しておけば、追加で数千円の出費をせずに済んだはずです。季節をまたいで長く使いたい場合は、購入前に必ず対応シーズンと電気カーペットとの相性を確認しておくことを強くおすすめします。
よくある質問
Q. い草ラグと竹ラグ、どちらが長持ちしますか?
A. 一般的には竹ラグのほうが耐久性は高めですが、乾燥する季節にひごが反ることがあります。い草ラグは3〜5年ほどで色あせやささくれが出やすく、どちらも定期的なお手入れが寿命を左右します。
Q. どちらもフローリングに直接敷いて大丈夫ですか?
A. どちらもフローリングに使用できますが、湿気がこもると床材を傷める場合があるため、除湿シートを下に敷くか、定期的にラグをめくって風を通すことをおすすめします。
Q. アレルギーが心配な場合はどちらがいいですか?
A. い草には天然のダニ忌避効果があるとされる一方、カビが生えるとアレルゲンになり得ます。竹ラグは表面にダニが繁殖しにくいものの、ひごの隙間にホコリが溜まりやすいため、どちらも週1回程度の掃除機がけが安心です。
竹ラグ・い草ラグどちらを選ぶにしても、実店舗やオンラインで実際のサイズ展開や質感の口コミを比較してから決めると失敗が少なくなります。
い草ラグと竹ラグ どちらを選ぶべきかまとめ
い草ラグと竹ラグは似たような見た目でも、涼感の強さ・お手入れのしやすさ・冬場の使用感がはっきり異なります。
- 畳との相性や香りを重視するならい草ラグ
- 夏の涼感とお手入れのしやすさを優先するなら竹ラグ
- 一年を通して使うなら冬の冷たさが出にくいい草ラグが無難
- 猫を飼っている家庭はどちらも破損チェックをこまめに行う
それぞれの弱点を理解したうえで、生活スタイルに合った素材を選べば、季節ごとの「思っていたのと違った」という失敗を防げます。


